南山大学で,「科学文化論」,「科学技術論」の講義を開いていた.
目次は,
1.子供をつくる
2.よりよい子供をつくる
3.生命を創造する
4.薬で頭をよくする
5.身体を改造する
6.長く生きる
7.考える機械をつくる
8.働く機械をつくる
9.データを分析する
10.人の心を読む
11.薬で幸福になる
12.別の世界をつくる
13.テクノロジーをめぐる論争
客観的な能力(知識)に潜在的な精神力,コミュニケーション,心の知能指数(EQ)と呼ばれるような力との掛け合わせが必要になる.
エンジニアには専門能力が求められるが,変わりゆくスキルと変わらないスキルがある.
現状を把握して,組織として問題にぶち当たっているときに,変革に動くのか,目を背けているのか,は参考にした方が良い.
専門分野ではなく,相手の立場を考えて,自分の力が役立つこと(役立てるのかについて)をアピールする.会社で認められ,外でも通用する人材になっていく必要がある.
メモ 3Dプリンタや少数生産ができるようになってきているので,マーケットが要らない.個のマーケッティング,トレンドを打ち立てるような技術が必要か
ソフトとハード フラッシュメモリは,壊れることを前提とした商品であった.壊れることを設計に組み込んであり,ソフトとハードの協調設計になっている.
新しい価値を生み出す
人間が超えられるか? 2016年の武田シンポジウムの内容がベース
レイカーツワイルがMITで2004年に,バイオ,IT,ロボティスクの会議を開いている.
ナノ・バイオ・ITの未来について
2007年から 人工知能分野では,ディープラーニング 強化学習(行動を学習)が発展した.
認識,運動,言語 処理が今後発展する.
今の言語処理は,統計的自然言語処理となっていて,意味を理解したものではない.
自然物を取り扱うようになる(農業,建築,食品加工,医療...)となると,形も大きさも全て異なるため,これらを取り扱う処理が画期的に変わることが予想される.
人工知能は人間を襲うのか?という疑問は,知能と生命を混同しているから.生命は,自分を守り,子孫を遺す,仲間を助ける,知能はそのようなことは行うものではない.
機械(運動)的,情報的にサポートする産業が生まれる.信頼や便利さから利用される.
人間の人間性とは何か
次にバイオでは,関山和秀 クモの糸
J. Exp. Biol. 202, 3295 (1999); Plos One 5, e11234 (2010) 今日人生
土器,金属,石油化学,次は タンパクである.
機能,環境,プラットフォーム
最後に,ナノから細野秀雄先生
1.IGZO
2.エレクトライド セメント Ca と Al 電子 アンモニア
3.超伝導 鉄系 ニクトゲン化物(15族,N,P,As,Sb,Bi) か カルコゲン化物(16族,O, S, Se, Te, Po) La FeAsO1-xFx
トランカンデンズ(超越) 2014年映画
Learning Bio-Micro-Nanotechnology の Risks: Nano or Mega? ~ Ethics and Social Relevance
倫理 (ethics)
マイケルサンデルの政治哲学
1.功利主義
2.リバタリアニズム 人権と経済的自由を優先
3.リベラリズム 人権と福祉を優先
4.コミュニタリアニズム 社会的,美徳を優先
の4つを説明している.
西洋哲学
1.徳(virtue ethics)倫理学
2.功利(Utilitarian, -ism)主義 ベンサム
3.義務(Kantian deontology)論 カント
総務省 選択する未来 (未来2.0)
人口,経済,財政 がテーマ
生命,生態系,地球温暖化
諸富徹 資本主義の新しい形
山口周 消費動向調査 現代社会 希少性の価値
大内 雇用型から請負型
第4次産業 知識産業 情報化