Blog20201122 のバックアップ差分(No.1)


#author("2020-12-06T17:19:22+09:00","default:ishikawa","ishikawa")
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「フリーラジカルと生体」邦訳 原著 Free radical biology and medicine

「酸化ストレス・レドックスの生化学」谷口直之/淀井淳司(共立出版,2000)

この中,p. 140に赤池孝章の窒素とイオウの生化学反応が書かれている.

「メタボロミクスの先端技術と応用」福崎英一郎(シーエムシー出版,2008→2013)

メタボノミクス,メタボロミクス,メタボミクスの違いについて説明がある.

「活性酸素・フリーラジカルの科学」日本化学会編(2016)

活性酸素について小澤の放射線化学のまとめ,物理的,化学的,生化学的,生物学的の時間軸の図がる.

「生体分子反応を制御する」日本化学会編(2020)

浦野泰照,神岡幹子,中谷和彦 セラノティクス

テトラピロール 増田建

ピロールイミダゾールポリアミド 杉山弘

これらはCSJレビューとしてでている冊子.

「LC/MS,LC/MS/MSの基礎と応用」日本分析化学会編

装置についてやや詳しい章があったので借りてきた.



「創造する心」Marvin Minsky

過去のエッセイのまとめ直しの本である.MITのAIラボの所長だった人.1985年The society of mind(心の社会),2006年The emotion machine(ミンスキー博士の脳の探検)の著作からの抜粋.

創造する心を生み出す環境には,自分についての理論を自分で創り出すプロセス と述べられている.

You can't think about thinking without thinking about thinking about something と言っており,「何かを考えることを考えてみないと,考えることを考えることはできない」シーモア・パパートとある.

入れ子構造になっており,プログラムを使えばリソースは枯渇しないと言われている.「考え方を考えること」が意味深い.

これは,自己批評的思考法と呼ばれており,

1.見覚えがあれば類推する

2.問題の表現を変える.関係を表現し直す.

3.難しすぎる場合,分割する.部品を組み合わせる.

4.さらに難しい場合,簡略化する.抽象化しプロトタイプする.

と言う段階を踏む.これを学ぶには,ロール,メンター,インプリマの存在が重要であり,それぞれby discovery, by being taught, with assistance と言う役割を担っている.