臨床心理学入門 : 多様なアプローチを越境する / 岩壁茂, 福島哲夫, 伊藤絵美著. -- 有斐閣, 2013.4. -- (有斐閣アルマ ; Basic).
精神科医が教える聴く技術 / 高橋 和巳 著 ちくま新書 2019.12.05.
生きものとは何か : 世界と自分を知るための生物学 / 本川達雄著. -- 筑摩書房, 2019.2. -- (ちくまプリマー新書 ; 319).
1948生まれ,東工大生命理工を退官されていて,「ゾウの時間 ネズミの時間―サイズの生物学 (中公新書)」の著者.
Lifeとは続くもの
水は反応を進める
比基礎代謝率(ワット)は体重の1/4乗で上がる(図)
時間とエネルギー(第八章) エネルギーを注ぎ込まなければ時間が止まる.故に,生きる時間はエネルギーによって生み出されている.
直線的な時間(絶対時間)に対して,回る時間
荘子(12天地篇)に書かれている「機械あれば必ず機事あり,機事あれば必ず機心あり」を引用し,機械を使うことにより,自然の純白な心が失われると指摘した.
What (ホワット) is (イズ) life (ライフ) ? : 生命とは何か / ポール・ナース著 ; 竹内薫訳. -- ダイヤモンド社, 2021.3.
タイトルは,シュレティンガーの御マージらしい
1.細胞,2.遺伝子,3.進化,4.代謝,5.情報の視点で生物を統一的に定義できる
1.細胞 生物の原子, 原核細胞と真核細胞がある
「人間の活動は,生態系を限界を超えるところまで追い詰めている.」
2.遺伝情報 タンパク質をコード 22000個(ヒト)のタンパク
サンガー法(サンガーは二度ノーベル賞を受賞)
ヒトゲノム計画 2003年に達成,10年間で280億(円?)費やした
細胞周期 細胞分裂 関与する遺伝子は(酵母で)500ある
遺伝子が異常になると,肥大化 無分裂 逆に,ポール・ナースは小さく分裂するものを見つけた
Wee変異体 その後, cdc2 を見つけた
DNAで30億塩基対のうち,ヒトの違いは1%以下しかない.エラー無く複製される
3.偶然と必然 自然淘汰 減数分裂
進化を実現するには,個体は死ななければならない.
つまり,生殖,遺伝子ステム,変動をもつものが生物であり,進化,境界,情報機械としての側面が見られる.
4.カオスから秩序
発酵の説明 酵母 微生物
生命体で発生する化学反応のこと 代謝
5.部分と全体 酵素は全体として働くように情報をやりとりしている 恒常性
カント 全体は部位のため,部位は全体のため といった.
Economics にも10のエマージング技術が掲載された.
What next? 22 emerging technologies to watch in 2022
日経サイエンスの2022年2月号に記事あり
1.水素燃料
2.自ら肥料を作る作物 マメ科では根粒菌が共存して肥料なしに育つ
3.呼気センサー
4.医薬品オンデマンド製造 MITとDARPAで進めている
シフェンヒドラミン塩酸塩(抗アレルギー),ジアゼパム(不安症,筋攣縮(れんしゅく,痙攣(けいれん)のこと)),フルオキセチン塩酸塩(抗うつ),リドカイン塩酸塩(局所麻酔)
5.無線電力伝送 レクチナ(ダイオード+アンテナ)
6.健康な老い
7. グリーンアンモニア (ハルダー・トプソー社(デンマーク),フェルティベリア,イベヅド・ローテ(スペイン) ハイデール アンビジョン
8.無線 バイオマーカー
9.3Dプリントハウス 火星基地のためにも
10.宇宙通信
日経Trendy 1.2022 号には,以下
■特集1 2022-2030大予測
●2022 2030大予測 間も無くやって来る未来を理解する 「必修キーワード40」 (028p)
●2030年の世界を示す 3つのポイント(030p)
●培養肉ステーキ ミンチ状から塊肉へ進化、 「筋組織化」 技術は日清がリード(032p)
●3Dフードプリンター “印刷”で食のパーソナライズが加速、未知の食品も生まれる(034p)
●フードロボット 配膳ロボから厨房作業ロボまで。ロボットと人間が適材適所で働く(036p)
●ゲノム編集食品可食部最大1.6倍のマダイやGABA含有量4~5倍のトマトなど続々(038p)
●ゼロ ・ ウェイスト ・ スーパー 必要量だけが買える新業態がデジタル技術によって普及(040p)
●キッチンOSサッポロが参入。複数企業が連係し、買い物からレシピ提案、調理までつなぐアプリ(041p)
●リモート調理 スマホを起点に調理家電を操作、管理する時代へ(042p)
●LED水耕栽培 スーパーの店内で野菜を育生して売る新たな形態が登場(043p)
●全自動キッチン家電 三ツ星シェフの料理を自宅で完全に再現するシステムが上陸(044p)
●着るロボット スキルのデータ化により、技能が簡単に身に付く時代に(046p)
●昆虫サイボーグ 制御装置とAIを搭載した昆虫が生存者を効率よく発見(048p)
●バーチャルヒューマン3DCGの進化によりリアルタイムで動き、AIと融合して自律的に話す(050p)
●XRメタバース 3D化で表現力が増した仮想空間にエンタメやビジネスが集結(052p)
●ブレインテック 次なる人間拡張領域は 「精神」 。まずは脳機能の解明に着手(054p)
●メタバースコマース ビームスが仕掛ける新時代ECはデジタル接客がキモ(056p)
●歩行支援ロボット 人生100年時代の健康課題を解決する新デバイスが続々(057p)
●ファンタジースポーツ世界的人気のスポーツをテーマにした 「予想ゲーム」 がブレイク間近(058p)
●次世代ボールパーク 農業体験にキャンプまで、1年中にぎわう新球場が完成する(060p)
●スポーツ練習ツールDX理論的な練習で、効率よく 「才能の壁」 が乗り越えられるようになる(062p)
●アイトラッキングVR映画2つの技術の進化と融合で、ストーリーが“見たい結末”に向かう新体験(064p)
●月面タウン 月への輸送サービスで現地の環境が整い、人の往来も活発に(066p)
●衛星コンステレーション QPSは25年に36基体制で地球観測、70cm四方を視認(068p)
●人工光合成ハウス 22年に沖縄で実証実験。二酸化炭素の“地産地消”を目指す(070p)
●ナノマシン がん細胞や脳に薬剤を届けて、治療効果を高められる(072p)
●国産手術支援ロボット 低価格の国産ロボットの導入が拡大、米ダビンチの牙城に挑む(074p)
●嗅覚センサー 吐き出した息のにおいをチェックして病気を見つける(076p)
●スマートウエア 「着ているだけ」 で計測したデータから、健康状態が分かる(078p)
●空飛ぶクルマ 国産SkyDrive筆頭に、複数企業が25年大阪万博で飛行目指す(080p)
●AIオンデマンド交通 「乗り合い」 を自動で最適化する新しい交通インフラ(082p)
●海の自動運転 小型船の自律航行システム開発、離島間の水上交通としても期待(084p)
●ゼロエネルギー冷却素材大阪ガス開発の放射冷却フィルム、貼るだけで外気温マイナス6℃に(086p)
●海床ロボット 竹中工務店など開発、大阪万博で水上を自動で移動するレストラン視野に(087p)
●ネクスト緑化/スマート電柱(088p)
●“共助”キックスケーター電動キックスケーター最大手 「Bird」 上陸、オペレーションもシェア(089p)
●不動産×MaaS三井不動産がMaaSに本腰。移動をスムーズにすることで町の回遊性高める(090p)
●デジタルYEN 世界に先駆けカンボジアで 「バコン」 発行、各国中銀も検討を開始(092p)
●アルゴリズムトレード AIが売り時 ・ 買い時を指南、感情に左右された損切失敗も回避(095p)
●顔認証決済 キャッシュレスからペイレスへ、千葉県に 「手ぶら決済タウン」 誕生(096p)
●セキュリティートークン投資ブロックチェーンにより物件を証券化、10万円から個人が不動産投資できる(098p)